玉ねぎに含まれる栄養素の効果的な作用!

♣老化・生活習慣病予防

玉ねぎに含まれる色素成分ケルセチンはポリフェノールの一種で大きな区分ではフラボノイドに属す成分。フラボノイドの中でも強い抗酸化活性を示すとされており、抗酸化やアンチエイジングに効果が期待されています。ケルセチンには「ケルセチングルコシド」という人間の体に吸収されやすい形状をしたものがあり、タマネギはこのケルセチングルコシドが豊富な食材の代表格と言われ、高い抗酸化作用が期待されています。

玉ねぎに含まれるアリシンなどの硫黄化合物も抗酸化作用がありますから、ケルセチンと相乗して活性酸素による酸化ダメージ抑制(アンチエイジング)効果が期待できます。アリシンにはコレステロール値の冗長を抑制する働き、ビタミンB1補助効果から血糖値の上昇抑制が見られたことも報告されています。このためタマネギは高脂血症や糖尿病など幅広い生活習慣病の予防に役立つ、健康食材と考えられています。

その他にアリシンほか抗酸化成分による血液サラサラ効果によって血栓予防に役立つこと、アリシンが吸収を助けるビタミンB1はアルツハイマー型認知症の予防や改善効果が期待されている成分であることから認知症予防効果も期待されています。

♣疲労回復・スタミナ強化

タマネギにはニンニクやネギ類に含まれている硫黄化合物(アリシン)が含まれています。アリシンはビタミンB1と結合しアリチアミンとなることで、ビタミンB1の吸収促進やビタミンB1の働きを長時間持続させる作用があります。ビタミンB1は糖代謝に関わる酵素の働きをサポートする補酵素(チアミンピロリン酸/TPP)として働くことで、ブドウ糖のエネルギー変換・疲労物質の代謝を促進する働きがありますから、疲労回復に効果が期待できるでしょう。ちなみにニンニクが疲労回復・スタミナ増強に役立つとされるのも、主にアリシンがビタミンB1の持続時間を伸ばしてくれるためです。

また、ビタミンB1はブドウ糖からのエネルギー生産を手助けすることで脳神経機能を正常に保持する働きもあります。そのため脳の疲労回復にも効果が期待できますし、イライラや集中力・記憶力の低下、不眠の改善などにも有効と考えられています。

ただし、玉ねぎのビタミンB1含有量はさほど多くありません。玄米や豚肉・舞茸・卵・大豆などビタミンB1を多く含む食材と組み合わせて摂取するようにする と良いでしょう。アリシンには胃の消化液の分泌を活発にして胃腸を強化する作用もありますから、夏バテや疲労などで食欲が無い時・消化機能が低下している 時のサポートとしても役立ってくれます。

♣血液サラサラ・冷え性改善

玉ねぎに含まれる硫黄化合物にはアリシンのほかに「硫化プロピル」という成分があります。硫化プロピルは生タマネギに含まれていますが、息を吸うだけでも体内に吸収することができると言われるほど非常に気化しやすい性質があります。

この硫化プロピルが空気に触れて酸化することで「トリスルヒィド」に、長時間の加熱によって「セパエン」という物質に変化していきます。トリスルフィド、セパエンはコレステロールにもは中性脂肪・悪玉コレステロールを低下させる作用があり、血液サラサラ作用は生の時よりも高くなると言われています。

玉ねぎには硫化プロピルのほか、血流改善効果が期待されるアリシン(硫化アリル)などの硫黄化合物が含まれており、玉ねぎを食べると血液がサラサラになると言われるのはこの硫黄化合物たちの働きが大きいとされています。血液サラサラ効果・毛細血管を広げる血流改善によって動脈硬化予防・心筋梗塞・脳梗塞などの予防に役立つと考えられていますし、より身近なところでは冷え性の改善や新陳代謝向上なども期待されています。

♣風邪・インフルエンザ予防

玉ねぎに含まれる硫黄化合物の一つアリシンには強い殺菌作用があります。生玉ねぎや刻み ネギが薬味や刺身のツマに使われているのは風味だけの問題ではなく、食中毒予防という意味合いもあると考えられています。風邪予防に役立つ食材としてはニ ンニクが紹介されることもありますが、タマネギなら臭いなどを気にせずデイリーに取り入れることが出来ますね。

また直接的な働きではありませんが、ケルセチンや硫化プロピル・アリシンによる血液循環改善は冷えの緩和や免疫力向上にも繋がると考えられます。アリシンは消化液の分泌を促すことで胃腸機能活発化にも役立つと考えられていますので、栄養の消化吸収を良くして回復サポートにも効果が期待できますね。

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